こちらも2カ月ほどたってしまいましたが、「オペラ座の怪人」と合わせて、劇団四季ミュージカル「アラジン」東京公演を観てきました♪
左の写真は「アラジン」東京公演のパンフレット。
ストーリーなどはこちらを。
劇団四季らしからぬ(?)面白さ!
「アラジン」は、鳴り物入りで日本公演が2015年5月に開幕しました。私は、2015年12月に観劇して以来、2回目。
劇団四季の舞台は全体的におとなしく、優等生的な雰囲気がするので、日本では四季が上演するという話を聞いた時に「大丈夫かな?面白いかな?」とちょっと不安があったのですが、いざ実際に観てみると、ものすごく面白い!楽しい!
音楽も爆音!テンポも速く、ギャグも満載!劇団四季じゃないような雰囲気。最初のアナウンスで「笑っていいよ」と言ってくれることもあって、客席の笑いも多めです。
一番不安があったのが、メインキャラクターの一人、ジーニーですが、登場した場面から客席を沸かせてくれます。
魔法のランプと間違えて、〇〇を取り出す…というギャグがあるのですが、東京以外で上演される時は何になるのでしょうか?ちょっと楽しみ。
ショーストップになる「Friend Like Me」
楽は「美女と野獣」「リトルマーメイド」「ノートルダムの鐘」などのアラン・メンケン。アニメよりもジャズ風のアレンジが施されていて、ちょっとゴージャスな雰囲気。
1幕後半の「Friend Like Me」では、他の作品の曲が流れるという小ネタもあり。そしてこの曲は、ジーニーが次から次と繰り出すマジックとダンスも相まって、ショーストップ…拍手が多く、ショーの進行が止まる…になります。
四季の舞台では、なかなか見られません。
そして、その後息切れしているジーニー(笑いどころ)
ジーニー役の人が誰か?で、印象大きく変わるかもしれないですね。
その人独自のアドリブもあるらしいです。
第2幕の見どころは、「魔法のじゅうたん」
第2幕の見どころは、アニメでとても印象的だった魔法のじゅうたん。この魔法のじゅうたんがどのように舞台で再現されるのか?ここが、このミュージカルの見どころでもあると思います。
その魔法のじゅうたん、もちろん飛ぶのですが、その仕掛けが分からない。
有名な「A Whole New World」にのって舞台上を上下、左右だけでなく、前後に移動したり、クルクル回ったりもします。
この場面、照明が暗いので「何か仕掛けがあるのでは?」とも思えるのですが、最後のフィナーレの場面で、照明が明るいままでもじゅうたんが出てきます。もう、どうなっているのか予想もつきませんから、魔法だと思うしかないですね(苦笑)
「A Whole New World」の凄さ!
このじゅうたんの場面、お客さんと登場人物の気持ちが一緒になる素敵なところだと思います。
劇中、じゅうたんを見てジャスミンは「本当に飛ぶの?大丈夫なの?」と思っています。それはお客さんも同じ。「本当に飛ぶんだろうか?」と思いながら見ています。
だから、じゅうたんが飛んだ時に感じた私たちの驚きや喜びは、じゅうたんに乗ったジャスミンのそれと一緒。
そこに流れるのが「A Whole New World」この曲、凄い曲です。
たった2つのモチーフ…日本語歌詞で「♪見せてあげよう~」と「♪自由さ~」の部分…が基になって作られているように思います。
とてもシンプル。
それでいて、ドラマに寄り添って、登場人物の気持ちが全部分かるという…。アラン・メンケン、凄すぎる。
老若男女、どの世代も気軽に楽しめる作品
音楽の親しみやすさ、セットの凄さ、そして役者さんの芸達者ぶり。
どこをとっても、幅広い世代の人が楽しめるミュージカルだと思います。
東京公演は、まだまだ続くと思います。ぜひ、札幌にも来てほしいけど…無理かな?来てほしいな?